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水彩画インフォメーション

水彩画の描き方を基礎からご説明しています。基礎的な水彩画のテクニックの他に、オリジナルな描き方・水彩画のQ&A・・etc。 動画の説明も、どんどん追加中!

2009年4月倉敷での水彩画展ポストカードできました

 

4月7日から12日まで倉敷で開催する水彩画展のポストカードができあがってきました。

一面に春が広がる世界を描きたかった・・・

水彩画としては大きい絵です。

(作家の住所は消しています。)


ポストカードは、名古屋以西の方に、これから発送する予定です。

画廊は、倉敷の大原美術館のちょうど真裏に一本道があって、そこにある倉敷・中央画廊になります。

大阪からでも新幹線で1時間ちょっとで来れる距離です。

倉敷のギャラリーでは一番お気に入りで、毎回ここを利用しています。
ここでの個展は今回で4回目。(昨年の倉敷個展風景)

画廊のスタッフの方が、高校の先輩なので、なんだか安心なんですよね。
とても綺麗な画廊です。

JR倉敷駅から歩いても10分くらいです。

車の場合はすぐ横の倉敷市立美術館と図書館の駐車場を利用するのが一番安くて近いと思います。
その他、アイビースクエアの駐車場は少し遠い(歩いて5分くらい)ですが、広いので停めやすいです。

出品点数は60点くらい。
会期中は、私は会場にいますので、遠慮なく質問などしてください。
もちろん絵を購入することもできます。

お気軽に絵を楽しみにお越し下さい!

村田收

 

(個展用ポストカードの作り方)

個展のポストカードは、僕は版下からすべて作って、ネットで入稿します。
簡単そうに感じるかもしれませんが、版下から作るのは結構神経使います。
自宅のプリンターで刷るのに比べると、10倍くらい難しく神経を使います。

人に頼む方がよほど簡単ですが、何より自分の思うように作りたいのと、
田舎なのでオンラインが楽なのです。もちろん人に頼むよりも安価です。

昔はポストカードにするために、まず写真を撮ってもらい、ポジフィルムにするのにわざわざ
大きなカバンに絵を入れて、電車と歩きで専門の業者まで持ち込んでいました。
業者は大型カメラや大型スキャナーを持っているからです。

数日後、そのフィルムを印刷所の担当にお願いして印刷スタート。
しばらくして校正・・・やっと本印刷・・・

それに比べれば、今はとっても短期間にできます。
かといって、 楽かというと・・・???

今は、絵をA3スキャナー(家庭用の2倍の大きさでデザイナーが使うものです)でスキャニングします。
A3よりも大きな絵は、分割してスキャニングして、後で画像ソフトで張り合わせします。
微妙にずれたりするので、張り合わせも大変です。
もちろん家庭用のA4スキャナーでも十分使えます。

それから、版下のソフトにデジタル画像を張り込みます。

版下用のソフトはイラストレーターを使用しています。
ちょっとでも間違えると、そのまま印刷されてしまうので、
何回もチェックしながらの作業です。

しかもオフセット印刷は、自宅のプリンターとは違い、
画像のフォーマットもEPSというフォーマットを用いたり、
文字もすべてアウトライン化するなど、結構面倒な取り決めが多いのです。

オンラインの印刷所からはチェックシートが配布されていて、
20項目くらいのチェック項目があります。

そうして、やっとオンラインで長野の印刷所に注文・・・本当にほっとします。

それだけチェックくらいしても、
ミスがあって、印刷所から電話が入る・・何てことも一回ではありませんでした。
モニターで目に見えてOKでも、信用できないのですから。

何しろ、ポストカードの印刷は年に1、2回しかしないので、
あまり慣れないのです。
10回くらい連続してやれば、きっと慣れるかな?
とにかく、こうした精密な作業は苦手です。

デジタルのおかげで印刷の手続きは簡単になったのですが、問題は絵です。

絵がなかなかきまらない・・・

これという絵が描けない・・・

なるべく最新作をポストカードにしたくて、作るのが遅くなってしまいます。


そんな風に時が過ぎ、

やっとポストカードができました。